種蒔きシーッズン!

三寒四温。先週は山にうっすら雪雲がかかり、雹が少しふったようだが、週が開けたらなんだか温い。3/7に種蒔きしたヤツを毎日土に穴があくほど睨みつける。収穫はもちろん嬉しいのだけど、僕は種蒔きから発芽までが一番楽しい。当農園では種蒔き後の水やりは基本しないので、必ず雨前に種蒔きするし、種蒔き後には全体重(けっこう軽いです)をかけて足で踏みつける。そうする事で雨の後カンカン照りになったとしてもこの時期であればタネと土が密着して乾燥害を免れるのだ。とは言え、4,5cmの土を被せた上に、しっかり踏みつけ、雨に叩かれた土っていうのは結構固くて重そうなので、発芽するまでは心配で、毎日にらめっことなる。さて、これは3/14に発見された第一号の発芽。なんの作物でしょうか?

こちら本日3/17の様子。三日間晴天でしかも温かったので発芽完了。イイ感じです。あんなにか細い生まれたての茎で、重く締まった土の中でタネを持ち上げ双葉を開くのに、どれだけのエネルギーを要することか。毎度感動するのです。そうそう、これはソバです。通常屋久島ではソバは夏蒔きらしいが、待ちきれずに春ソバのタネを入手しちゃいました。梅雨前に収穫出来なければ、ソバは穂発芽(穂の状態で発芽してしまう)しやすいので失敗です。ソバは痩せ地でもいけるらしいし、無肥料の厳しい環境のなか、どこまでいけるか?今夜からまた雨が降っているのでロケットスタートを期待します。