米を蒔く

3/20に塩水選、温湯消毒を施して小川に浸種すること6日間。だいたい水温は12℃〜14℃だから積算温度で13℃×6=78℃。それから丸3日バケツで日中は屋外で水温30℃近く、夜間は室内で水温22℃くらい。一般的に積算温度100℃で発芽すると言われているから、十分な積算温度だ。画像の様に全ての種モミが吸水し鳩胸状態になり、およそ半分の種モミからちこっとツノが出ているが、それが稲の芽。この状態までもっていく事を「催芽」といいます。この芽がも少し伸びて次に根が出ます。もっと多くの割合でこの状態になって欲しかったのだけど、これ以上待つと、早い方の芽が伸び過ぎて播種時に折れたりするので本日モミ蒔き決行です。

4才になる娘と家族全員でモミを蒔きました。この時はまだ明るいが、蒔き終わった後、覆土して鎮圧し、不織布で覆って、明日の朝は天気が良さそうなので軽く水やり。最後は真っ暗でした。

 一般的には苗箱に播種し、3葉ほどの稚苗を田植機で1株3〜5本でたんぼに定植しますが、当農園はなんせ手植え。。。それに1本植えです。じっくり育苗して大きな苗を育てる為に、苗箱で無肥料だと心細いので畑育苗を選択してます。畑だと、しっかり根が張れるスペースがありますから。小さい頃から出来るだけ逞しく育ってほしいものです。稲の苗は2葉まで成長するための養分をモミに蓄えており、それ以降は、それまでに延ばした根で養分を吸収し、葉で光合成を開始します。

本日のモミは「ハエヌキ」。明日は「イセヒカリ」、「黒米」、「緑米(モチ米)」、「香り米」の塩水選が待ってます。