ビワ園のスタッフ紹介

明日から雨が降る、ってんで本日は午前中に慌てて1枚の畑の麦刈り(ミナミノカオリ)を済ませ、午後からはビワの収穫でした。最近は畑にとってはちょうど良いくらいに3.4日晴れて1日雨が降るって具合なんですが、気温が上がってきたこの頃のビワは完熟度合いが進んでいます。まだピークが来てないのにこの慌ただしさ。気張っていきます。

 そんななか頼もしい生き物に出会いました。

これはビワの袋掛け最終日の3/3の写真です。チガヤやススキでよく見るカマキリの卵。

ビワ園内の草刈りは色々気を使っています。種類によっては残す草、刈ってしまう草、場所によって刈る高さを変えたり、また緑肥(クローバーやレンゲなど)も蒔いています。

ススキが密集しているゾーンもあったのですが、樹勢の弱っているビワの木の株元の敷き草にする為、この冬けっこう刈ってしまいました。敷き草には、雨が無く乾燥が続いた時の保湿効果があり、保湿されていると、ビワの木は元々根が浅く張るので、ビワの根にもよく、微生物が喜び、やがてその敷き草は有機物として土に変わります。いいこと尽くしです。

ただ、草の密集ゾーンにはだいたいカマキリの卵があるってのは相場なので気にはなっていたんですが。

 

ビワの葉の裏に産みつけるとは。感心して写真をとったのでした。

んで、今日の主役。カマキリは無事孵ったようです。いつ孵ったのか分からないけど、既に相当すばしっこい。カマキリは親になると、そんなに俊敏なイメージはないんだけど。

当農園では農薬を使用しないので、カマキリとクモには頑張ってもらいたいものです。考えてみれば、いわゆる害虫と呼ばれる昆虫は葉っぱや実を食べるのでベジタリアンなんですね。害虫と呼ばれているのは人間と食べるものが一緒だからなんですね。そのベジタリアン昆虫を食べてくれるのがカマキリやクモです。

あったかくなってビワ園にもクモの巣も増えてきました。毎日通るのだから、場所を変えてくれよ、って思いながらクモの巣を顔面で貫通しております。

という訳で、カマキリよ、今年もいっぱい喰って、大きくなり、出来ればビワの葉の裏に卵を産んでくれよ。