2014年の田植え始まってます。

昨日から田植えを開始しております。晴天に恵まれて娘も絶好調です。

昨年の失敗を活かし念には念を入れた苗つくり。大体はイイ感じです。コチラは「ハエヌキ」の苗ですが、発芽率が良過ぎて密植気味。程よい間隔の場所はやはり調子良く、密植過ぎる場所はやはり育ちが良くありません。これは来年の対策を考えないとですね。今は思いつきませんが・・・

まずは「苗取り」。畑育苗では、これが割と大変。手で土をホジホジしながら苗を一本ずつ取っていき、良いものを選別していきます。一般的な機械植えでは苗箱に籾を蒔いて育苗しますが、当然育苗箱には肥料を施します。当農園では肥料無しで育苗するので、苗箱(高さはわずか2cm程)では苗がおよそ50日育つのに十分じゃありません。いわゆる地力に頼った畑育苗でこそ、ここまで育つことが出来ると思います。畑育苗だと、苗の高さ(およそ20cm)と同じだけ根も張っているから、そう簡単には苗が取れない。まあ、少しはブチブチ切れるのだけど、左回転させながらヒョンヒョンっと上に引っ張ると、あ〜ら不思議、スルッと根が切れずに付いてきます。つまり稲は右回転で根を張っている、といこと。これは大根もそうなのだけど、何故か未だにわからない。自転とか公転とかに関係あるんでしょうか?

そいで田植え!一本植えです。2年前に2本や3本植えも試したのだけど、あんまり変わりがなかった様子だったので、苗も少なくてすむし、なにより一本だと全方向に根が張るから台風に強いらしい。今年は、気候がいつもとちょっと違うというか、これは最近毎年言っているような。今年は台風来そうって皆言ってるし。。。こればっかりはどうしようもない。と言うか、それに備えて無肥料で一本植えで、自家採種の種籾で、逞しく育って欲しいっていうのが栽培者の気持ちです。昨年はハマキムシの大発生で壊滅的な被害をうけて収量が激減しました。そんななか実った種籾は耐ハマキムシの何かを得たんだろうか?トラウマだけだったりして。。。いやいや、トラウマになったのは栽培者でした。

まだまだ田植えは続きますが、腰が既にピキピキいってます。