8月〜今日までの稲の様子

8/2・・・ハマキに打ち勝ち穂が出てきました。分けつもまずます。

草取りは全ての株を一株一株まわったのだが、、、最初にとったところはまた出てきております。

ご覧の通り条間(縦のライン)に隙間があって光が入る為に草が絶え間なく生えるのだ。今年は条間40cm、株間25cmだったけど、来年の条間は36cmくらいにしようかな。反省点が多いのです。

只今開花中のようす。台風12号が7月末に去って、台風11号が迫っております。僕の自然農の師匠は「こういう栽培の仕方をしていれば稲が自分で良いタイミングを見計らって開花するから・・」と言ってましたが本当でしょうか?地元の早期米が7月の台風によって大きな被害をこうむったのを目の当たりにしてるので今年は余計心配です。

8/8・・・台風11号襲来!あっちへ行く、いやこっちにそれる、と言いながらやってきました11号。これはまだ接近中の夕方。毎年台風が来れば思うのだが、ホントに作物は良く耐える。

8/9・・・台風11号が夜間に過ぎ去った。地元の人が言うには十数年ぶりの風らしく、県道沿いには大木があちこち倒れ、隣のポンカン畑では樹が下の方から折れていた。我が家の倉庫は波板が吹っ飛び、エゴの木が倒れた。

上の画像はもっとも風があたった田んぼの様子。かろうじて倒れてはいなかったが、稲がこんなに軒並みナナメになったのははじめてだ。しかしよく耐えてくれた。グラグラしているのでスグにもう一発デカいのが来れば倒れるかも。

今年で三回目の種取りになるけど、そうやって屋久島の台風に耐えられる稲になっていってほしい。

そして8/19、本日。ここ2,3日は日に3時間程は日が照ります。あとは曇ってるか雨。太陽の光を浴びて嬉しそうです。ほんの少しずつではあるけれど台風でナナメになったのが起き上がってきている。実はまだ開花中の穂もあり、刈り時が難しいところです。

白い矢印の穂が白くなっていますね。これが白穂(実が入っていない)です。畦際なので風をもろに受けるんですね。あちこちに白穂はあるんだけど、台風直前まであんなに開花していたのに、よくこれで済んだと思います。師匠が言っていたように、稲が自分でうまいタイミングで開花したんだと、考えざるをえません。今年は地元の慣行農家の稲作をわりと観察しましたが驚く程小さい苗を密植で植えて、中干しをし、穂肥をやり、一斉に開花する。そこで台風が来ると壊滅的被害をこうむります。それはそれで他収穫を狙ったよく考えられた栽培方法だと思います。当農園では大苗を一本植えでのびのび育ってもらうので、それぞれ思い思いのタイミングで穂を出します。まあダラダラと穂を出すんですねえ。未だに出穂中の株も結構ありますから。

実りのときを迎えております。さ〜いつ稲刈りをするか!悩ましいです。例年だと、あと一ヶ月後だけど、台風でグラグラしている株もあるし、9月に入ればまたデカい台風が来れば、今度こそ倒されそう。