畑苗代

 当農園では例年畑苗代を作ってそこに籾を播き育苗します。昨日は早期米用に箱苗を紹介しましたが、5月田植えがメインですから、その分の籾まきです。

籾を塩水選して温湯消毒。流水に10日浸して催芽。催芽とは芽がでる一歩手前の状態にしてやること。通常籾が鳩胸になりコンマ5mmくらい芽が出るかでないかがベストだ、んだけど写真のように3mmは芽が出ちゃいました。昨年は山水に浸したんだが、今年は湧き水に浸したところ、水温が高かったんだな。

芽が折れないように恐る恐る種播き。

毎年播く量が多いのか、何故かどこかで計算間違いをしているのか、厚まきになり倍くらい苗を育ててしまうので、今年はだいぶ少なめにゆったりと。


播き終わったら、覆土。山土と籾殻くん炭を半分ずつ混ぜたもので覆土します。籾殻くん炭とはコチラ

特にこの時期、蓄熱効果もあるので最高です。

覆土したらしっかり鎮圧。

昨年の藁が鋤きこまれた畑にはミミズ多し!オケラもかなりいて、このオケラが籾を喰うのです。しっかり鎮圧することによってオケラが自由に這い回りにくいように、また浸透圧で下から水が上がってくるようになります。

最後にビニールでトンネル保温。昨年は不織布だったのだが、それだとやはり保温効果が足りず出芽に時間がかかった。今年は幸いビニールを譲ってもらったので新しいことにチャレ〜ンジ!