お待たせいたしました!
3月の気温が低く、なかなか完熟しないな〜っと。
ここ一週間でグッと気温が上がり色も味もノッてまいりました。
今年は3月・4月に北西の強い大風に泣かされた(袋ごとだいぶ落とされました)けど、なんとか耐えてくれました。少しキズが多いかもです。なんせ露地栽培のビワです。ハウスで悠々と育ったビワとは違います!
しかも肥料も農薬も不使用のビワはスゥーっと体に染み込んでいきます。
三畳食品のビワは樹上完熟採りを心がけております。農家直送ならではの完熟ビワをどうぞお試しください!
※出来るだけご希望のサイズを発送いたしますが、収穫状況によってはご希望に添えず、サイズ変更をお願いする場合がございます。あらかじめご了承ください。
多少の傷があり、大きさ・色・形が色々です。
ご自宅用、加工(びわ酒・びわジャム・びわゼリー)などの加工用にオススメです。
あくまで参考ですが、35〜40個くらいです。
ご注文を頂いた順に、収穫次第、順次発送いたしますが、発送までにお時間を頂く場合がございます。
ご注文を頂いた時点で発送予定日をご連絡いたします。
発送可能期間は4月中旬より4月末くらいになります。
発送前でしたらキャンセルも可能です。
※常温発送となります。冷やして食べる場合は冷蔵庫に1,2時間くらいがおすすめです。
当農園のビワは露地栽培のビワ。つまり太陽を直接浴びて、大雨や大風に耐え抜いたビワです。こすれて産毛がとれていたり、多少の擦れや傷もございますが、中身は損傷ありませんので、ご了承下さい。また、出来るだけ樹上で完熟したビワをお届けする努力をさせていただきますが、元来、日持ちのしないデリケートな果物です。商品が到着後は出来るだけお早めにお召し上がり下さい。
画像の縦線は傷ではなく、完熟の証であります。
※お届けの際は、しっかり検品して発送致します。万一発送中のトラブル(落下・押し潰され・遅延)が発生した場合は、ビワが痛み、黒ずむことがございます。その際には改めて新しいものをご用意させて頂きます。ビワは大変デリケートな果物である為、ご理解のほど宜しくお願い致します。
ご予約・ご注文は以下の方法からお選び下さい。
1 お電話・FAXによるご予約(0997-47-3880)
FAXの場合は「お問い合わせ」に必要事項が記載されおりますのでご参考下さい。
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◎ 商品代金が合計10,000円以上で配送料は無料となります。
今年に入ってから、毎日毎日ビワを袋掛けを進めております。
写真は11月中旬の様子です。
ビワの花が満開!辺りはビワの種のあの杏仁の香りが漂って
と〜っても幸せ!
ぷくぷくしたのが蕾で、チョロっと出てる白いのがビワの花です。
ほおっておくと、この一つの枝に10コくらいの小さな実がなってしまうので、摘蕾といっていわゆる間引きですね。
また摘蕾は袋掛けをする際に収まりの良い状態で実をならせる技術の側面もあります。
昨年は大きな台風もなく、花の数は平年並み。
1月下旬。
無事受粉した実がピーナッツくらいにふくらんで、大きいものではアーモンドくらいに。
ビワの実はこの産毛がなんとも可愛い。
この大きくなったものから袋をかけていきます。
写真のように袋をかけないと、この時点でケムシさんにたべられてしまうんです!
まあ、全部食べられてしまうわけじゃないんだけど、この後、冬の北西風にさらされ、擦れて産毛がなくなって傷だらけになったり、もっと大きくなってからは鳥につつかれたりと、受難が待ち受けております。
一枝一枝袋掛け。
ひじょ〜に根気のいる作業。
2月一杯で終わらせる予定だけどなかなかどーして、
他の作業もあるなか、天気の兼ね合いも見ながら進めております。
1日の終わりには素敵な夕焼け。
例年の収穫時期は4月初旬からですが、昨年は10日早い3月下旬には始まってしまった。
今年の実の太り方と気温をみてみると例年通りの4月初旬の収穫開始の予想です。
毎年お買い上げ下さっているお客様へはこちらから前もってご連絡させていただきます。
無肥料・無農薬・樹上完熟の露地栽培のビワ。
ご興味のある方はお早めにお問い合わせからご予約お願いいたします。
3月の初旬に種生姜を伏せ込み、やっとここまで伸びてきた。生姜栽培はこっから草対策が大変です。
梅雨真っ只中!生い茂る草を刈っては敷き草に。梅雨明けの干ばつに備えます。
案の定梅雨が明けると干ばつに。乾燥の嫌いな生姜は里芋に日陰を作ってもらって共育ち!相変わらず草刈って敷き、土寄せの日々。
大きな台風がなかった2016年、おかげさまでこんなに逞しく育ちました。ここは昨年安納芋が育った場所。安納芋の収穫前に刈り込まれた茎や葉っぱ、一緒に育ったただの草が土に帰り、今年は生姜が育ってくれました。
左の写真は11/13。初めて生姜の花が!仏様の頭みたいなのにチョロっと小さなピンクの花びらが・・・
八郎生姜は元々は土佐の大ショウガで、熊本で突然変異がおこった株を何年もかけて固定され栽培されています。特徴は大きく(当農園は無肥料なのでそこまでではない)繊維少なめで香りがまろやか。草取り作業の際はその香りに包まれて至福の時でした!ぜひお試しください。
100g・・・200円
500g・・・950円
1kg・・・1,800円
今年はお試し価格とさせていただきます!
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発送用の段ボールはリサイクルとなりますのでご了承下さい。
こんばんは。2016年度の安納芋が完熟期をむかえたので販売開始いたします。
栽培の様子はコチラをご覧ください。
5kgだと
これくらいです
1コのサイズは100g〜400gくらいのミックスになります。
安納紅
収穫後およそ2ヶ月。
完熟の安納芋は糖度が上がり、今から最も美味しいころあいです。
「安納紅」 1kg650円 5kg3,000円 10kg5,800円
「安納黄金」 1kg650円 3kg1,900円
「紅はるか」 1kg580円 3kg1,600円
「パープルスイートロード」 1kg500円 3kg1,400円
「金時芋」 1kg550円 3kg1,500円
「安納紅」は当農園のメイン芋です。相変わらず一番美味しいと思います。
「安納黄金」は外皮の白い安納芋。紅に比べて少し上品な甘さ。
「紅はるか」も最近人気の品種で安納芋にも負けないくらい美味しい。甘さに個性があり、プリンのような甘さです。
「パープルスイートロード」
紫芋は色々食べたけど、だいたいモサモサしてそんなに甘くはないから、アントシアニン豊富で体に良いと言われてもそんなにすすまない、って感じだった。
ところがパープルスイートロードは違う!
安納芋ほどではないけど、程よく甘いのだ。天然の餡子のようです。
「金時芋」西日本ではお馴染み、昔ながらのホクホク系焼き芋用品種。
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とっても久々の投稿となってしまいましたが、2016年度の安納芋が完熟期を迎えそうなので、お知らせいたします。
植付けは早いもので4月中旬。メインは6月、遅くて7月頭。
10月下旬より収穫始めて7月に植えた分を除いて収穫完了!
今年の栽培を振り返っていきます。
植付け後2ヶ月くらい。
昨年のこの時期はイモの葉っぱをほとんど虫に食べられて茎だけになったイヤ〜な思い出があるけど、今年はいるにはいたんだが生育に差し支えない程度。順調に育ってくれました。
イモの株間に植えてあるのはタヌキマメ。
マメ科で深根性なんで、コンパニオンプランツ効果を狙っております。
マメ科の根粒菌で窒素を補給、かつ乾燥好きなサツマイモのために排水性の改善が出来れば、と。
秘儀 蔓返し!
ってほどのことでもなんいんですが、、、
真夏のあっついなか草とって蔓をひっくり返していきます。
サツマイモは伸びた蔓からも根を生やして、その根も太らせてイモになろうとするんです。
ほっとくと太ってほしい株元のイモの太りが悪くなるんで、ひっくり返すんですねえ。
ついでに畝間の土を株元に寄せてあげます。この先イモが太って頭が出ないように。
秋。
よ〜く茂ってくれました。
3回の手取り除草に土寄せ。
今年は大きな台風もなかったせいか、久しぶりの蔓の茂り具合!
で、やっぱり今年もスコップで収穫(泣)
でも心なしか毎年スコップで掘ってると早くなってる。
来年こそは機械化したいけど、イモは今よりも傷がつくだろうし、特に安納芋はイモのつき方が独特だから上手く掘れるか疑問なのだ。
スコップの人力収穫では今の規模がいっぱいいっぱい。悩むところです。
収量は全体的にはまあまあってところでした。紅はるかやパープルスイートロードなんかは豊作、安納芋はやはりこぶり。
掘り上げたイモの蔓をバラしてシッポもカット。
切られた部分からは白い汁がたら〜り。
これがヤラピン。
胃の粘膜保護や便秘の解消などの立役者。
サツマイモの栄養価はほんとに素晴らしく、食物繊維、カリウム、カルシウム、ビタミンC、カロチンが豊富など、もっと脚光を浴びてもいいんじゃないかと常日頃思うんだけど。その上美味しいなんて。
と、ここまで午前中。こヤラピンが乾くまで半日天日干し。
回収は乾いてからじゃないと他のイモにべったりくっついちゃうのだ。
ヤラピンと土が乾いた夕方に軽く土を落として回収。
安納芋って丸っこくてネズミみたいでかわいいもんだ。
この後数日陰干しして、屋内で貯蔵します。
安納芋は収穫したても美味しいんだけど、2ヶ月ほど追熟させてると俄然糖度が上がってうまくなる。
今年のラインナップは
安納紅・安納黄金・紅はるか・パープルスイートロード・金時芋
詳細は年が明けて改めて告知いたします。1/10よりご予約順に完熟済みから発送開始予定です。
ご予約・ご注文はお問い合わせ、お電話にてお願いいたします。
いよいよこの季節がやってまいりました!
画像は昨年のものです。
まとまって収穫が始まるのは4月入ってからだと思いますが、予約受付開始のお知らせです。
昨年はその前年の台風の影響で収穫量が大変少なく(露地栽培の痛いところであります)、島内及びご予約を頂いたお客様のみに少しだけ販売できただけでしたが、今年は幸い実っております。
屋久島の手荒な自然の恵みを受けた、無農薬・無肥料栽培の枇杷を是非多くのお客様へお届けしたいと思います。
※出来るだけご希望のサイズを発送いたしますが、収穫状況によってはご希望に添えず、サイズ変更をお願いする場合がございます。あらかじめご了承ください。
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あくまで参考ですが、35〜40個くらいです。
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ご予約頂いた時点で発送予定日をご連絡いたします。
発送可能期間は4月初旬より4月末くらいになります。
発送前でしたらキャンセルも可能です。
※常温発送となります。冷やして食べる場合は冷蔵庫に1,2時間くらいがおすすめです。
※お届けの際は、しっかり検品して発送致します。万一発送中のトラブル(落下・押し潰され・遅延)が発生した場合は、ビワが痛み、黒ずむことがございます。その際には改めて新しいものをご用意させて頂きます。ビワは大変デリケートな果物である為、ご理解のほど宜しくお願い致します。
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久しぶりのブログ更新ですが生きております(笑)
お知らせがあります。
2015年度の安納芋は既に予約注文頂いたお客様には昨年末より発送しておりしたが、在庫も残り僅かですが、残っております!
昨年は大きな台風も無かったのに、今度は虫!
屋久島中で異常発生したイモムシが葉っぱという葉っぱをぜ〜んぶ食べちゃうですね。
これは8月の様子ですが・・・
9月になるとご覧の通り、葉っぱがほとんどなくなって茎だけになってしまいました。
無肥料だと病害虫が寄り付かないといいますが、基本的にってことで、天候や農地のロケーションによっては条件が整いさせすれば、やはり異常発生するってことです。
これは昨年の早期米でも同じでした。
屋久島南部の芋農家さんとこはどこも虫がすごかったようだし、天候が大きいですね。
屋久島のサツマイモ慣行農家さんは「3回薬降っても減らん!」と言っていましたが、当農園は手で取るしかありません。当然間に合いませんが。
それでも11月にはそこそこ太ってくれたお芋さん。
早めに植えた分は葉茎の勢いが虫に勝ったようだが、遅植えの分はなんとも申し訳なさそうなサイズでした。
さてさて、今年のお芋さんたち。
今年のニューフェイスは
「パープルスイートロード」
紫芋は色々食べたけど、だいたいモサモサしてそんなに甘くはないから、アントシアニン豊富で体に良いと言われてもそんなにすすまない、って感じだった。
ところがパープルスイートロードは違う!
安納芋ほどではないけど、程よく甘いのだ。天然の餡子のようです。
「安納紅」は当農園のメイン芋です。相変わらず一番美味しいと思います。今年はサイズ小さめです。
「安納黄金」は在庫切れ
「紅はるか」も最近人気の品種で安納芋にも負けないくらい美味しい。甘さに個性があり、プリンのような甘さです。
「シルクスイート」当農園が今一番押している新品種。名前の通りキメの細かい舌触り。ネットリと甘く、特に冷めてからも美味しいです。
他、画像にはありませんが、「紅あづま」・「金時芋」もございます。
サイズは100g〜400gくらいのミックスになります。
「安納紅」 1kg650円 3kg1,900円 5kg3,000円
「紅はるか」 1kg580円
「シルクスイート」 1kg550円
「パープルスイートロード」 1kg500円
「紅あづま」 1kg500円
「金時芋」 1kg500円
ご注文は以下の方法からお選び下さい。
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FAXの場合は「お問い合わせ」に必要事項が記載されおりますのでご覧下さい。
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在庫が残りわずかなのでご希望に添えない場合もございますので予めご了承ください。
発送用の段ボールはリサイクルとなりますのでご了承下さい。
天日による掛け干しで十分乾燥されたら脱穀して籾に。
籾を籾摺りしてはじめて玄米になります。
うん、うん。イイじゃないですか〜
昨年は本当に収量少なく適期刈り取りも出来なかったので(台風の影響)過熟米も多かったんですが、今年のお米は綺麗!
10月か11月一杯くらいまで「新米シール」貼らせていただきます。
聞くところによるとポン菓子には古米の方が適しているなんて聞きますが、いや〜そんなことはナイ。やはり新米で焼いたぽんせんは香りが良い。
えっ、じゃあ年越したぽんせんは?って、三畳食品は籾の状態で真空保存しておりますのでご心配なく。
8月末のこと。
早期米の刈り取り、脱穀も済み、刈られた株元からは「ひこばえ」が生えております。
ココ屋久島南部では、ほぼ全くといっていいほど霜が降りない為にい稲は多年草、つまり枯れません。このまま放置すれば12月には再度出穂し、翌年1月には収穫できてしまうのです。
さらに夏には分けつしてまた出穂、と、いったい何年いきるやら?2年目まで観察したことがありますが、その後どうなるやら?
それでは栽培管理が難しいですし、地力が落ち、収量も期待できないので、一旦終了させる必要があるのです。
右に見えるのはこのたんぼで出来た稲藁、カットして山積みの図。
ひこばえを地際から刈って稲藁をカットしたものをたんぼ一面にばら撒きます。
耕耘機にて漉き込み。
いつも言う「土にごはん」。
肥料袋に入った細かい粒のいわばサプリメントのようなものでは決してない、粗大有機物!これがちっちゃい昆虫や微生物の餌となり、今後の豊かなたんぼの土の元となっていきます。
この後時間をおいて2度か3度かき混ぜれば、だいぶ土に馴染みます。
9月初旬。
8月中旬に蒔いた大豆と小豆の様子。
向きが逆ですが、最近。
台風が来なかったのと、やはり水田跡地に向いてるんでしょうか?特に小豆は絶好調です。
昨年は自家採種分がやっとでしたが、今年はぜんざいが食えるかも?
左手には大麦とレンゲを蒔いたところ。
大豆の発芽しなかった空いているところには秋冬野菜が蒔いてあります。
こちらはジャガイモ。
9月中旬に伏せ込んだジャガイモが芽生えてきました。今年は気温が下がるのが早いので賭けでしたが少し早めに栽培開始です。
年末か年明けには収穫かな?
乞うご期待!
久しぶりのブログ更新となってしまいましたが、着々と稲刈作業を進めております。
今年は、というか、最近は毎年気候は変わるのですが、長〜い梅雨、明けても雨の多い年でした。なのでココ屋久島での早期米は散々でした。
ところが、今のところですが屋久島に大きな影響を与えた台風がなかった!
結果、普通栽培では三畳食品史上最高の出来でした。まあ慣行栽培の収量に比べれば半分もございませんが。しかし肥料・農薬不使用のお米!
反省点も多々ありますが、天候に恵まれました。
さて、遅くなりましたが2015年度のお米栽培を振り返っていきたいと思います。
この写真、今年の4月末、小麦は熟れてレンゲは花盛りです。
例年ですとこの時期はビワの収穫最盛期なんで大変バッタバッタしてるんですが、昨年の台風の影響で枇杷の実もほんの少しで終了(泣)おかげで入念に田んぼの準備ができました。
5月初旬、小麦を刈り終え、小麦藁をカットしばら撒いたところです。レンゲはところどころで実を結び黒い種子をつけております。
当農園では田んぼの裏作として小麦・大麦とレンゲなどの緑肥を栽培しておりますが、全ては稲作のためです。この程度の小麦栽培で収穫できる小麦の量なんてしれております。重要なのは「小麦藁」。
レンゲに、畔草、全てを細かく刈り込み土に馴染みやすいようにして、、、
田起こし!
柔らかい草やレンゲは割と早い段階で分解していきますが、小麦藁は分解されるのに時間がかかり、つまり、稲が大きくなり穂が垂れる秋までかけて分解を続け、なおかつ全てが分解されるには数年かかります。
分解するのは地中の小動物や微生物。僕は土とは内臓のようなものだと思っておりますが、まさにたんぼにご飯をあげているようなものです。しかもそのご飯はそのたんぼで生産されたものです。冬季にそのたんぼでは蒔かれた作物、生えた雑草、そこに集まる昆虫類や微生物などによって生命活動が行われており、太陽と雨さえあれば再生産が行われるんですね。
イザ入水!
水を入れてかき混ぜて水がたんぼから抜けず溜まりやすいようにします。水をいれると、驚くほどのオケラが大慌てで畔に逃げ出します。モグラ穴もたくさんあるので、見つけ次第塞いでいきます。水が溜まるとすぐにトンボが飛んできて産卵を始め、いつのまにかオタマジャクシも増え、孵ったヤゴがや飛んできたサギがそれを食べていたりと。
ようやく田植開始です。
例年通りの5月植えでは1本1本植えていきましたが、今年は6月の遅植えもやり、2本植えも試しております。
おっと、その頃4月初めに田植えされた早期米の様子です。
植えた頃は爪楊枝の先っぽが水面から出てるような状態でしたが、少したんぼらしくなっております。5月植えに比べ水温気温が低いのでやはり生育が遅いですね。この時期の一本植えは厳しいようです。
田車を押せばこの通り!怖いぐらいの草!草!草!
空いているスペースがあればあるほど草は芽生える。これには反省、勉強になった。稲の生育が遅い上に疎植(広々と田植する)であれば草がいくらでも生える。
来年は3本くらい植えて、株間も条間も狭くする必要がありそうです。
そんな早期米の6月末、出穂開始です。早いですねえ。
中休みのない雨ばっかりだった6月。相変わらず生育は遅く、分蘖茎が確保できないまま出穂が始まりました。
変わって6月植えの分の6月末の様子。
さっそく蛾(たぶんイチモンジセセリ)が産卵にやってきております。
こちらは5月植えの分の6月末。
孵ったイネツトムシ(イチモンジセセリの幼虫)が稲の葉を巻いて食害しております。
無肥料・無農薬栽培のお米作りでは、6月7月ず〜っとに除草とハマキ虫退治に追われます。
6月末全景。
早期米は出穂、5月植えは分けつ中、6月植えはようやく活着して分けつが始まるところでしょうか。
7月下旬。
早期米は穂が色づいております。
今年は台風の被害がなく、なんとか草とハマキ虫にも対処し、順調に生育しております。
駆け足ですが8月下旬。
ほんっとに台風来ないんですか!いいんですか?
ただ、ココ屋久島に来ないってことは他の地域にいってかなりの被害がありますので大変胸が痛いです。
早期米は8月頭に刈り終え、
5月植えの分は9月中頃には刈れそうです。
9月5日。稲刈開始。
主にバインダーという機械で稲刈しますが、機械の入らない四隅は手刈り。幸せなひと時です。
機械で刈ってしまえば割とあっという間ですが、この手刈りの作業中に土の状態や、稲の株元の状態、生育状況を確認できます。
ザ・掛け干し!
最後までお天道様の力を借ります。
藁の養分までしっかり籾へ、天日でゆっくりじっくり乾燥。
本当にありがたい!これでこれから1年、美味しいぽんせんが焼ける!
なんとも湿度の高い日。雨が降りそうで降らない。曇ってたかと思えば、時に晴れて日差しが暑い。この日差しは4月初旬の日差しではな〜い。今日はお風呂で肌がヒリヒリしてました。湿度は90%越えでしょう。でもおかげで田植えははかどりました。
まずは昨日の続きを完了。
苗が見えません(泣)
本日も昨日よりチョイ広めのたんぼでエンヤコラ田植え。少しこなれて昨日より快調に進む。
やっぱり1本植えは植えていて気持ちが良い!
見かけは心もとないですが。
なんだか水面から爪楊枝の先っぽが少し出ているような・・・
しかし昨日のたんぼと比較実験が出来ます。一部3本植えもやってみましたよ。
10日後には活着するでしょうから楽しみですねえ。
稲は強し!こんな苗がどこまで成長するか見守っていきましょう。
3/30に蒔いた籾(ハエヌキ)の様子です。着々と出芽してます。この苗は5月の中旬に田植え予定。
しっかりとした成苗(大苗)に育ってもらいます。
その脇では小麦も色づき刈り取りまでもう一歩。
蓮華も花盛りです。昨年よりかなり理想に近づいております。昔のお百姓さんは米を作るとは言わず「田を作る」と言ったと聞きますが、僕もそうありたいと願います。
10日後には小麦を刈り、5月には蓮華の種が結実して刈って、麦わらともども鋤き込んでたんぼの準備です。
さ〜て、苗が小さいからどうしようって迷っていたが1日や2日で急に大きくなるわけではないので、播種から32日目で田植えを開始です。
箱苗を早期米ように育苗するにはそれなりの技術があるようで今年は初めての箱苗育苗でしたが勉強になりました。やり直したくても、また来年!一年待たねばならずこれが百姓仕事のつらい事。
植えはじめてビックリ!想像すりゃ分かりそうなものですが、想像以上に植え難い!例年だと少なくとも25cm、大きい時は40cmの大苗なのに本日の苗は8cm〜大きくても10cm。稚苗ってこんななんですね。ほんとヨッチヨッチです。これでちゃんと分けつして大きくなるんでしょうか?
僕の写っている右側は植え終わってるんだけど。。。
苗が小さ過ぎて見えない。昨年は坪32.5本だったが、今回の早期米は坪36本の2本植え。このたんぼは2.1畝あるので2,268株あります。
坪あたりの株数を増やすと大変なのだ。しかしこの稚苗かつ、気温の低い早期米ってことでいつもより植える本数を増やしております。
スタートが遅かったため少し残り、明日に。帰る頃に思わぬギフトが。暗くて綺麗に撮れてませんが、とっても綺麗な満月でした。これだから百姓仕事は〜。
帰って知ったのですが今晩は皆既月食なんですね。屋久島はここんとこ梅雨のような気候ですが今晩だけ晴れて満点の星空に皆既月食と、なんとも贅沢な夜空を拝むことができました。
当農園では例年畑苗代を作ってそこに籾を播き育苗します。昨日は早期米用に箱苗を紹介しましたが、5月田植えがメインですから、その分の籾まきです。
籾を塩水選して温湯消毒。流水に10日浸して催芽。催芽とは芽がでる一歩手前の状態にしてやること。通常籾が鳩胸になりコンマ5mmくらい芽が出るかでないかがベストだ、んだけど写真のように3mmは芽が出ちゃいました。昨年は山水に浸したんだが、今年は湧き水に浸したところ、水温が高かったんだな。
芽が折れないように恐る恐る種播き。
毎年播く量が多いのか、何故かどこかで計算間違いをしているのか、厚まきになり倍くらい苗を育ててしまうので、今年はだいぶ少なめにゆったりと。
播き終わったら、覆土。山土と籾殻くん炭を半分ずつ混ぜたもので覆土します。籾殻くん炭とはコチラ
特にこの時期、蓄熱効果もあるので最高です。
覆土したらしっかり鎮圧。
昨年の藁が鋤きこまれた畑にはミミズ多し!オケラもかなりいて、このオケラが籾を喰うのです。しっかり鎮圧することによってオケラが自由に這い回りにくいように、また浸透圧で下から水が上がってくるようになります。
最後にビニールでトンネル保温。昨年は不織布だったのだが、それだとやはり保温効果が足りず出芽に時間がかかった。今年は幸いビニールを譲ってもらったので新しいことにチャレ〜ンジ!
こんにちは〜。おかげさまで、今年もたんぼ仕事が始まっております。昨年は台風の影響でなんもかんも収量少なく、お米もそう。このままでは例年の9月収穫まで「ぽんせん」の材料が持ちそうにありません。
今年は意を決して早期米にチャレンジです。
当農園は例年ですと、今頃種播き、5月中旬以降田植えをします。しかし屋久島や九州南部の西南暖地では、3月下旬田植えの7月収穫、それを早期米といいます。
まだまだ気温が低いので心配です。
前日に田おこしが済んでおります。下に見えるのは当農園のエース「こまめ」!
2馬力ながらそれ以上の仕事をします。昨年は地主さんにトラクターで起こしてもらったのですが、今年はこまめに頑張ってもらう。
この畑は昨年サツマイモを栽培し、収穫後、冬に隣の田んぼの藁を拝借し、鋤きこんでいる。トラクターでジャブジャブ入水して、ロータリーで撹拌すると有機物が浮いて流れていってしまいます。じっくり有機物に水を染み込ませて少ない水で荒代かきをすれば、って魂胆です。
どーっです!狙い通りです。
有機物の流出は最小限に抑えられました。
なんせ無肥料栽培ですから。土の餌となる有機物を流してしまうなんて勿体な過ぎる。
今回は入水量も絞りに絞って泥水さえ流出させませんでした。
この写真、まさに「乳海撹拌」!?
これは翌日の写真ですが、泥が落ち着いてます。
高低差も均一に仕上がり満足。この高低差をだいたいでやると後で泣きをみることになる。田面が見えるところから草が喜んで繁茂するからだ。
しかも今回の早期米の苗がちっさいので、あんまり深いところがあると水没してしまうからね。
いざ。初めて箱苗やってみました。いつもだと畑苗代で育苗するんだけど、なんせこの時期。気温が低いので箱に籾まき、ブルーシートで保温しながらの育苗。
しかしちっさいですねえ〜。一般的には機械植えだからこれくらいがいいんでしょうが、当農園は手植えですから。果たして。。
※2016年度 安納芋販売中!詳しくはコチラを御覧ください。
大変長らくお待たせいたしましたが、お知らせです。
2014年度の安納芋はすでにご予約を頂いたお客様から完熟次第販売を開始しておりまして、残りほんのわずかとなってしまいました。
が、まだ少し残っています!
2014年はココ屋久島に大型台風が直撃し、10数年来の被害がありました。当農園も例外ではなく、稲も枇杷もサツマイモまで不作。
そんなかでもイモ強し!
収量は昨年の半分まで落ち込みましたが、味は申し分ありません。
で、やはりスコップ一丁での手掘りです。機械掘りと違って、傷がつかないよう丁寧に扱いますので、イモの保存状態が格段に違います。
しかし、重労働でした〜。来季こそ芋掘り機の導入を真剣に検討したいと思います。
今年度は左の5品種を作付けしました。
安納芋には「安納紅」と「安納黄金」があります。
「安納紅」は当農園のメイン芋です。かれこれ4年種芋を継いでおりますし、農園主は一番美味しいと思います。
「安納黄金」は外観が白皮な他味はほぼ同じ。甘さが少し上品でカロチンの味が濃いです。断面でみても黄色が濃いのがわかります。
「紅あづま」はホクホク系の定番ですね。
「紅はるか」も最近人気の品種で安納芋にも負けないくらい美味しい。甘さに個性があり、プリンのような甘さです。
「シルクスイート」当農園が今一番押している新品種。名前の通りキメの細かい舌触り。ネットリと甘く、特に冷めてからも美味しいです。
※「安納黄金」・「紅あづま」は完売しております。
「安納紅」 1kg650円 5kg3,000円
「紅はるか」 1kg580円
「シルクスイート」1kg500円※完売いたしました。
サイズは100g〜500gくらいのミックスになります。
左の画像は5kg入り箱の参考写真です。
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1月入ってから少しずつ枇杷の袋かけをはじめております。昨年の12月の摘蕾時期には分かっていたんですが、花が少ない・・・少なすぎる(泣)
左の画像は9月初旬の花芽。枇杷の花芽は9月から10月にかけて準備されるのだ。
昨年10月の台風18号19号は枇杷にも多大な影響をあり、やっと芽吹いた花芽が台風の強風で擦られ開花できなかったのだ。
昨年の台風には散々やられた。米も、芋も、枇杷まで。自然を前にしたら農家ってのは本当にやれることは知れている。というか、そもそも作物を育てている気になっているのが間違いなのだ。種は蒔くし、小さい時は他の草に負けないように草も取るけど、育っているのは作物であって、僕が飯を食っている時も寝ている時だって、暑さ寒さや干ばつや豪雨に耐えて育っているんだな。
そんなことを気づかせてくれるのも台風だったりする、ということなんだ。と、昨年はそういう年だったのだ。
秋の稲刈り、芋掘りのときもそうだったのだけど、減収にがっかりしながらも決してゼロではない収穫物を前にすると、もう本当に頭が下がるのです。よく台風に耐えてよくここまで大きくなってくれたってね。
この写真の木は風が当たらなかった?開花が早かったのかよく付いている方。ひどい場合は一本の木に一個も花がない。一個もですよ!
実際まだ袋掛け終わってないから分からないのですが、ザッと見、花の数からして昨年の2〜3割。
昨年だったら間引いたような小さな実も大事に袋をかけていきます。
天気の良い日はミツバチがブンブン飛んでいて僕も気持ちが良い。袋掛けの作業が落ち着いたら蜂箱でもつくるかな。
たんぼの裏作。稲刈り後、稲わらをカットし、撒き散らした後、稲株を起こして今年も小麦と緑肥を栽培してます。ココ屋久島は暖地中の暖地。ほっとくと稲株は死なず年内に再度出穂して1月末には実りますが、草丈が低くバインダーでは刈れません。手刈りしたとしても脱穀機でうまく脱穀もできず歩留まりが悪い。それよりも稲株起こして有機物として地力となり、小麦の藁と、レンゲなどの緑肥を田植え前にすき込むのが地力増進にとって最善か、と。冬の間、ただただ露地(裸の畑状態)だと土壌は痩せます。
昨年は小麦のみ条蒔きで緑肥はその両サイドにばら蒔きにしたのだけど、この田んぼに冬蔓延る困った草がいるので、今年は緑肥も条蒔きにしました。除草作業の簡略化の狙ってのことです。
これ。困った草「オオツメグサ」です。恐らく過去に投入された牛糞堆肥に種子が混入していたのでしょう外来種の困った草。ほっとくと畑一面この草で覆われ、在来のカラスノエンドウなども蔓延る猶予がありません。琵琶湖のブラックバスなどと同じく、栽培者としてはほとんど公害です。
通常たんぼの裏作にレンゲなどの緑肥を栽培する際、除草なんて作業は発生しないはずです。
屋久島では10月くらいからけっこうジャガイモが栽培されており、だいたいその前に牛糞堆肥を施しているようです。なので、ジャガイモが栽培されたことのある畑ではこの「オオツメグサ」がだいたい蔓延っていて、屋久島ではジャガイモ草なんて呼ばれていたりする。
生える以上仕方ない、というかこの草の下にレンゲがおり、成長を妨げられるので全部は無理でも取るしかありません。
しかし、なんで日本にもともと存在しない草の種子が牛糞堆肥に混入するのでしょうか?
牛糞堆肥自体が輸入されたものなのか、家畜飼料としてこの草が輸入されているのかのどちらかかな?
ところで日本では有機JUSって有機農業の認証制度があり、いわゆる有機野菜を名乗るにはこの認証制度を受けていなければなりません。
しかし、有機農業では化成肥料を使用せず堆肥などを使用するのだけど、その堆肥の由来には頓着ないようです。
欧州で有機農業で使用する堆肥は牛糞堆肥であった場合にはその牛が何を食べているのかまで遡る必要があります。
日本の場合、家畜飼料の7割は輸入で、しかもほとんどGM飼料です。残念ながら欧州の基準ではかれば日本の有機野菜の
7割は不合格ということになります。というか、日本でも遡ってほしいもんです。
脱線しましたが「オオツメグサ」を取り除くのとこの通り。レンゲはしっかり生え揃っていてくれました。
昨年は緑肥としてレンゲ、赤クローバ、ヘアリーベッチの3種を栽培しましたが、最も成績が良かったのがレンゲ。
レンゲはなんといって種が充実してしまえば、水を入れて田んぼにしても稲刈り後に落ち種が発芽してくれるのがイイ。昔からたんぼの裏作の優等生ですね。
次に良かったのがこのヘアリーベッチです。こちらは背丈が「オオツメグサ」と同じくらいあるので除草作業は手間取るが、生育がすこぶる旺盛で、綺麗な花を咲かせます。
ヘアリーベッチも時期的にうまくいけば種を落とせば言うことなし。
こちらは小麦「ミナミノカオリ」。もちろん昨年収穫した麦を種として蒔いておりますが、最近知ったこと、「ミナミノカオリ」は分蘖少ないらしい。よりによって今年は全体的に薄蒔きにしてしまいました。
昨年の反省をもとに麦踏みは3回し甲斐あって昨年よりは丈夫そうです。
そしてほぼ昨年と同時期に出穂。出来ればもう少し早く種まきせねばですね。
稲刈りが遅れれば、麦播きが遅れ、麦刈が遅れれば、田んぼの準備が遅れ、、、ってどこかで調整せねば!
新年あけましておめでとうございます。
今年も皆様に屋久島の恵みをお届け出来るよう、野良仕事の技術と勘を磨いて
且つ自然に耳を傾け、獲るのではなく、獲れるのだ、と謙虚さを忘れず
しっかりとやっていきたいと思います。
どうか2015年もよろしくお願いいたします。
一昨年は干ばつ、昨年は大型台風直撃。今年はいったい?
種を蒔き始めて8年目。ようやく種の蒔き時などの作付け体系は分かってきたけど、
月間の降水量や台風は読めず。そのかわり、干ばつや台風が来ても被害を最小限に
抑える為に必要な事が少しずつ分かってきました。
作物は基本的には年に一度しか種まきも収穫もチャンスがありません。失敗したら来年までお預けですから、10年やったって10回しか経験がないのです。今週には枇杷の袋掛けを開始しますが、2月には夏野菜の種まきが始まります。これを計画するのがとても楽しい。僕はかなり細かく作業日誌をつけていますので、そいつを睨みながら作付け計画を練り上げていきます。
さて、画像はドラム缶に煙突の図。
そうです、籾殻くん炭製造中です。
今年に入って2回目の製造。このくん炭がいっぱいストックされているだけで心が満たされます。当農園で出る籾殻はほぼ全量くん炭にしています。籾殻にはシイナやクズ米が混ざっており、播種直後にそのまま畑に使用すると鳥がイタズラするし、ストック中にネズミも寄ってきます。くん炭にしてしまえば、その心配も無く、作物の株元に利用すれば保温効果があり、炭なので多孔質で微生物の住処となり且つPh調整も期待できると、いいことずくしですね。
さてさて今年もお芋掘ってます。もちろんスコップ1丁です。
昨年は11月から掘って1月末からの販売でしたが、今年はなんとか年内に販売開始したいと思い、苗を早めに植え付け梅雨明けまでは調子良かったのですが、8月と10月の台風でやはりサツマイモも影響を受けました。10月中旬に前半戦の分として掘ったはいいけど太りが悪く少しのお客様の分で完売してしまいました。
ただ、12月に入ってから後半戦の分を少ない晴れ間を狙って掘ってます。なので次回販売開始は2月頃になってしまいます。お待たせしているお客様、もうしばらく完熟するのをお待ちくださいませ。
こちら、はい赤くないですね〜。昨年の当農園の看板商品は「安納紅」。今年は初めて「安納黄金(こがね)」を栽培しております。「安納黄金」は「安納紅」の変異種らしく試食した感じではほとんど同じ味、少し甘さが上品というかなんとういうか。美味しいです。
こちらは昨年同様「安納紅」。これが結構台風にやられました。
9月に蔓返しをして10月頭まで絶好調だったのが、10月の台風で蔓がブンブン振り回されて酷いのは株元から千切られてしまいました。
う〜ん、蔓返しが仇となったと言えば言えなくも。
標準クラスの台風ならば地べたに這うサツマイモは台風には強い方だが今年のスーパー台風クラスではやはり影響大きいですね。勉強になりました。
あとはやはり植え付けが早かった「安納黄金」の出来が良かったのを考えると蔓の茂り方でも影響が違う。茂ればその蔓の重量で振り回され方が違うのだ。来年こそ早く芋の苗が早く挿せるように種芋を早く仕込むべし。
大変ご無沙汰しておりました。もしかしたらご心配されている方もいたかもしれませんが、三畳食品は元気に忙しく稼働しております。
およそ3ヶ月ぶりの更新ですが、9月の末にPCが故障して稲刈りだ〜台風だ〜芋掘りだ〜オーガニックフェスタだ〜って、バタバタしておりました。
無事PC環境も整ったんで後日談となってしまうのですが、稲刈りのご報告です。
9/23より稲刈り開始です。今年の田んぼはハマキムシにも打ち勝って、今までになく分けつの勢いもあり、内心結構獲れるんじゃないかって思ってたんだが、出穂時期である7月末から8月頭にかけて台風11号、12号が屋久島に当たった為、白穂が目立ちます。白穂とは稲の開花中に強風等で穂が揺さぶられ擦れることによってうまく受精出来ずにからっぽの籾ができることです。
おまけに今年は例年になくスズメの大群にだいぶ食べられてしまいました。最初はキラキラテープを張りまくり、追いかけまわしたりしたが、所詮鳥には勝てません。ネットをかければ台風がきて滅茶苦茶になるし、人間は残り物をいただくしかありませんねえ。
今年の屋久島は本当に台風の当たり年でした。10月に入って2週続けて超大型台風。島の長老達も10年はこんなの来とらん、って。18号の際には道路のあちこちで大木が倒れ標識も折れ曲がり、SSの洗車BOXが倒れたりと悲惨なもんでした。屋内にいても久しぶりに怖い思いをしました。
そんな中でも稲たちはなんとかかんとか踏ん張ってくれました。多少倒れた茎もあったが株はしっかりと耐えてくれたおかげでなんとか刈ることが出来たはいいけど、2週続けてなもんだから掛け干ししては台風直前に慌てて脱穀、去ったら次の田んぼの稲刈りでって。・・・大変でした。
これは最後の一枚の田んぼ。10/23に稲刈り終了。もう台風も来ないのでしっかり干せました。
収量は?う〜ん少なかったです。ついつい一生懸命やった分の見返りを求めてしまいますが、当農園の栽培方法では、お米は自然があって稲が頑張ってはじめて獲れるものです。もちろん田んぼの地力がつくようにあれこれ試行錯誤はしますが、工場内で計画通り作れるようなもんではありませんから。今年も気づかされることの多かったたんぼ、早く来年も籾を蒔き、田植えをしたいです。
というわけで、田んぼの裏作、つまり来年の田んぼの為の作業がすぐに始まっております。普段お世話になっている方から古〜い藁切りカッターを譲っていただきました。脱穀の終わった藁をカッターで短く刻んで田んぼに返します。田んぼ一面に敷き詰めたのち、稲株を起こして小麦やレンゲを蒔いて来年のための地力作りです。
本日の屋久島は豪雨。なんとも三日以上晴れ間の続かない今年の夏。といっても既に秋。昨年なんかはまだまだ暑くしかも雨はなかった。大根は蒔けども蒔けども虫に食われ、人参は発芽しないし、しても枯れたもんだ。
うってかわって今年は既に朝晩は肌寒いし、日中の暑さも優しい。もう秋野菜の種も蒔けるゾ!って感じなんだが、畑が乾かず種まきの準備が出来ないなあ。
で、緑米の出穂が揃ったでしょうか。このタイミングで台風発生です・・・・
ほぼ受粉し終わっていると思うのですが。
緑米といっても穂はどっちかっていうと少し紫がかった感じですかね。早めに刈ると餅米がうっすら緑色を帯びます。香り、味ともに申し分なし。
うるち米も未だ刈れず。やはり11号の影響で白穂が多く、現在は送れ穂が花盛り。んで台風。たんぼ仕事はこの稲刈りのタイミングがとても難しい。水を落として穂が充実し土が乾く必要がある。更に掛け干ししたけりゃプラス1週間の晴れ間が欲しい。
どちらにしても台風去って次の晴れ間には強行です。毎日スズメ追いに大変。。。多い日は200羽は来てます。キラキラテープを張ってますが、ほんの二日で慣れた様子。少しならってもんじゃない、ほっときゃ全部なくなります。
屋久島の9月。毎年まだまだ暑いはずだけど、いや日中は暑いんですけど、例年に比べればだいぶましなんじゃないかな。朝晩は半袖短パンでは寒いくらいです。
んで、本日は少し遅いんですが、安納芋の蔓返しです。なんせ8月から雨が多く、晴れの日が4日続かない。「蔓返し」は同時に除草と土寄せも兼ねるので、土が乾いてなおかつ引いた草が太陽熱で枯れてくれなきゃ意味が無い。前回引いた草は、引いた後に雨が降ったおかげで再度根付いてしまったのだ。
畝間に伸びた蔓はどこにでも根を出していきます。これをそのままにしておくとココにもイモを作ろうとしてしまうのです。
ほらね。まだちっちゃいけど、確かにイモになろうとしている。このあちこちに根を出し張り付いてるのを引っこ抜いてしまわないと、ちっちゃいイモをあちこちにつくってまともなイモのサイズは収穫出来ないので「蔓返し」をします。
少々乱暴のような気もしますが大丈夫、イモは強し!
これで観念して株元のイモを太らせる気になったハズです。
蔓をひっくり返し、草とって、土寄せ。今回は全て手作業だったから時間かかった〜。明日には引いた草が枯れ次第、敷き草して蔓を元通りにしてあげます。
分かりにくいかもしれませんが、2畝おきに作業しました。明日は残った畝の「蔓返し」。反対側に蔓を返すんです。それでこの畑の「蔓返し」は完了です。
台風で致命的な揺さぶりを受けた株はやはり生育がよろしくないですが、調子イイやつはけっこうキテます。10月に入っての試し掘りが楽しみですね〜。
二日間ほどよく雨も降り、本日は晴天。
日中の畑仕事は汗だく。。。
と思えば、日が沈めば半袖ではすっかり肌寒いくらい。
夜間はすっかり秋の気配が漂っております。
秋蒔きの準備が出来ていないのであせりますね。まずは秋ソバ、人参。続いて大根に菜っ葉類。
9月下旬にはエンドウにソラマメ。
おっと、稲刈りも控えております。本日1枚の田んぼの水を落としました。田んぼがうまく乾けば稲刈りです。
まだ少し青い穂もあるんだけど、キリがないですから、後も控えているし。9月に入れば台風もやってきます。8月は雨が多くて農作業も滞ったが、その分、体も休まりました。9月は稲刈りに野菜の秋蒔き、ビワもそろそろ開花するので、忙しくなりそうです。
実は一枚のたんぼでもち米も栽培しております。品種は緑米。
お米がうっすら緑色をしてるんです。
未だ出穂しておりませんが、止め葉が伸びてきているのでじきに出穂じゃなかろうか。
どうです、この豪快なブンケツっぷり。もちろん一本植えです。このあと無事出穂し、穂が垂れるのを早くみたいもんです。
すっかりイモの様子をお知らせするの忘れてましたが、ちゃんと栽培しております。安納芋。
当農園では例年「安納紅」をメインに栽培しておりますが、今年は「安納こがね」も栽培しております。台風11号が来るまではかな〜り順調に生育していたが、台風の大風でブンブン振り回されて1割強の株は根こそぎ千切られました。千切られてそのまま欠株となったトコと、その後新芽が吹いたトコ。今から新芽じゃ間に合わないよね。
一番左側の畝が生育が良いのは、苗が準備出来次第左から定植していった為です。定植が早かったものは台風襲来時にある程度蔓が伸びており、その蔓が根を生やして、しっかり地面を離さなかったのでブンブン振り回されることがなく、ダメージが少なかったようです。
やはり定植は梅雨初期に終わらせるのが良いようです。その為には種芋の仕込みをより早くすませなければ。。。反省。
こちらは第2イモ畑。安納芋ほか多品種(紅はるか・シルクスイート・シロユタカなど)。7月入ってからの定植です。こちらもより台風11号の被害を受けました。今回の台風では稲よりイモの方が被害が大きかった。
本来イモは本当に乾燥が好きなので、敷き草はどうかとも思うのですが、弱った株元に土寄せして敷き草を敷き詰めております。
8月中旬までまるで梅雨時期のような天気だったが、前線が北上して最近は晴れ間も多いのでちょうど良かった。これから持ち直してほしいもんだ。
大豆と同じ日に蒔いたアズキの芽が出ずにやきもきしていたところ、出ました〜カワイイですね。
大豆より二日遅れの出芽です。種(豆)のサイズは倍以上あるから、しかも大豆の方が大きいので水分吸収に時間がかかりそうだけどね。
これ、黒大豆。子葉が全開後に初生葉が展開しようとしております。大豆の子葉はまさに種そのもの。アズキの出芽を見ると種は地中にあります。
どうやらマメの発芽の仕方には2種類あるようだ。
日本語では豆は豆だけど、英語ではbeanもしくはpeaの2種類。
分け方には諸説あるが、
bean:豆が地上に持ち上がるタイプ・・・ダイズ・インゲン・ソラマメ
pea :豆は地中に残って発芽するタイプ・・・エンドウ・ピーナッツ・ササゲ
いや違うな。
ソラマメは種子が地中に残るし、ササゲは種子が持ち上がる。
bean:種子が大きい・・・ダイズ・インゲン・ソラマメ
pea :種子が小さい・・・エンドウ・ピーナッツ・ササゲ
ほんでアズキは?種が地中に残るにもかかわらずazukibeansだって?
種子大きくないね。分からなくなってきた。。。しかもアズキはササゲの親戚みたいなもんじゃ?
なのにササゲはpeaでアズキはbean?
全く持ってわからん。
8/17に蒔いた黒大豆と黄大豆が発芽しました。ちょっと降り過ぎ?ってくらい夕立的に雨があるので間違いないです。物の本によれば大豆は種後4日間における酸素不足は収量に影響するらしいので心配です。今回は2粒蒔きにしましたが、案の定、コオロギでしょうか?あちこち齧られたあとがあります。2本立ちにしたければ3粒蒔きなさいってことですね。来年はそうしましょう。
しかし豆の発芽は迫力があってイイ。そりゃあ、種のサイズが違いますもん。
8/2・・・ハマキに打ち勝ち穂が出てきました。分けつもまずます。
草取りは全ての株を一株一株まわったのだが、、、最初にとったところはまた出てきております。
ご覧の通り条間(縦のライン)に隙間があって光が入る為に草が絶え間なく生えるのだ。今年は条間40cm、株間25cmだったけど、来年の条間は36cmくらいにしようかな。反省点が多いのです。
只今開花中のようす。台風12号が7月末に去って、台風11号が迫っております。僕の自然農の師匠は「こういう栽培の仕方をしていれば稲が自分で良いタイミングを見計らって開花するから・・」と言ってましたが本当でしょうか?地元の早期米が7月の台風によって大きな被害をこうむったのを目の当たりにしてるので今年は余計心配です。
8/8・・・台風11号襲来!あっちへ行く、いやこっちにそれる、と言いながらやってきました11号。これはまだ接近中の夕方。毎年台風が来れば思うのだが、ホントに作物は良く耐える。
8/9・・・台風11号が夜間に過ぎ去った。地元の人が言うには十数年ぶりの風らしく、県道沿いには大木があちこち倒れ、隣のポンカン畑では樹が下の方から折れていた。我が家の倉庫は波板が吹っ飛び、エゴの木が倒れた。
上の画像はもっとも風があたった田んぼの様子。かろうじて倒れてはいなかったが、稲がこんなに軒並みナナメになったのははじめてだ。しかしよく耐えてくれた。グラグラしているのでスグにもう一発デカいのが来れば倒れるかも。
今年で三回目の種取りになるけど、そうやって屋久島の台風に耐えられる稲になっていってほしい。
そして8/19、本日。ここ2,3日は日に3時間程は日が照ります。あとは曇ってるか雨。太陽の光を浴びて嬉しそうです。ほんの少しずつではあるけれど台風でナナメになったのが起き上がってきている。実はまだ開花中の穂もあり、刈り時が難しいところです。
白い矢印の穂が白くなっていますね。これが白穂(実が入っていない)です。畦際なので風をもろに受けるんですね。あちこちに白穂はあるんだけど、台風直前まであんなに開花していたのに、よくこれで済んだと思います。師匠が言っていたように、稲が自分でうまいタイミングで開花したんだと、考えざるをえません。今年は地元の慣行農家の稲作をわりと観察しましたが驚く程小さい苗を密植で植えて、中干しをし、穂肥をやり、一斉に開花する。そこで台風が来ると壊滅的被害をこうむります。それはそれで他収穫を狙ったよく考えられた栽培方法だと思います。当農園では大苗を一本植えでのびのび育ってもらうので、それぞれ思い思いのタイミングで穂を出します。まあダラダラと穂を出すんですねえ。未だに出穂中の株も結構ありますから。
実りのときを迎えております。さ〜いつ稲刈りをするか!悩ましいです。例年だと、あと一ヶ月後だけど、台風でグラグラしている株もあるし、9月に入ればまたデカい台風が来れば、今度こそ倒されそう。
ブログの更新を怠っていましたので、ココでまとめて7月の田んぼ様子をご紹介します。
7/7・・・未だ梅雨明け発表はないがほぼ梅雨明けの屋久島。発表は九州南部で発表されるのですが屋久島は少し早いのですね。昨年の田んぼではあまり見なかったアオガエル。たっくさんいます。
7/10・・・予想外の7月の台風。当農園は少し葉がちぎれた程度の被害で済んだのですが、屋久島の地元の農家さんは早期米といって7月末稲刈りの作型。これは台風対策なんですが7月上旬の台風が来ては意味がありません。ちょうど開花中で、開花中に台風の大風に会うとうまく受粉出来ずに白穂(実が入らず穂が白くなる)が多くなり収量が減ります。早期米は結構被害があって今年は不作のようでした。
7/11・・・台風のあいだは水中に避難していたんでしょう。むちゃくちゃトンボが孵っています。そのかわりカエルはあんまり見かけなくなった。まさか飛ばされた?
7/16・・・正式に梅雨明け発表!ようやく田んぼの水温も上がり分けつが進んできました。稲も嬉しそうで、やはり夏の作物なのだと改めて思う。
7/16・・・毎日が田の草取り。またの名を「田の苦悟り」!
このような株が増えてまいりました。日に日に増えております。昨年の大被害が脳裏に浮かびゾッとします。
葉が筒状に丸まったのを開いて見れば・・・
いました!ハマキムシです。これは6月末に登場したイネツトムシとは別のハマキ。イネアオムシ(フタオビコヤガ)といいます。実はこいつが本命。ほっておくと見る見るうちに葉っぱがなくってしまうのです。
酷い場合には一株に20匹はいます。上の画像で白い矢印は巻いている箇所、黄色い矢印は広げて虫を潰したあと。
これを一株一株草取りしながらやていくとひとつの田んぼで5日はかかってしまいます。
被害の多い田んぼから始めたのだが、みるみる増えていくハマキ被害。
昨年は完全にハマキに負けて分けつが取れなかったのだが、今年はいかに!?
イネが頑張って分けつし、新しい葉が出れば光合成が出来るので復活します。手伝ってやらんわけにはいきませんが、全てのイネを見きれるわけではありません。頑張ってくれ〜!
大変!大変!ご無沙汰しておりました!当農園は変わらず野良仕事に励んでおります。
暑かった7月はひたすら田の草取り、虫取り(ハマキ)、畦の草刈り、ビワ園の草刈り、と刈っても刈っても、取っても取っても生えてくる草!草!草!
8月に入ってからは、なんだか梅雨に舞い戻ったかのような天気で、毎日降る雨。畑が乾かないのです。お盆に播種予定だった「黒大豆」、「黄大豆」、「小豆」。
大豆を栽培しようとしてはや3年。昨年は7月20に播種して順調に生育するも実が全く入らず。ところが10日おきにずらし蒔きしたところお盆過ぎに蒔いたのだけ、草丈は小さいが実が入ったのだ。早く蒔いたものは恐らくカメムシによる被害とみている。
そんで今年はすべてお盆に播種を予定していたのに・・・毎日の雨で畑が乾かず管理機で耕す事が出来ません。
昨日は久しぶりに太陽が出て少し土が乾いたのを見計らっての、久しぶりに草取り鎌による手除草+浅く起こしての播種。
いや〜時間がかかりました。二日かかって12条。ガソリン無くなったら農業はいったいどうなってしまうのでしょうか。当農園は規模が小さく、機械も少ないのでガソリンの使用量はかなり少ない、とはいえ、ガソリン無しでは今の田畑の作業は立ち行きません。長期的に考えていかなければならない問題です。
ところで、この後やはり夕立があり程よく湿った。
もともと屋久島で大豆を栽培するのは難しいらしく、地元のオジイオバアに聞けば昔はみそ用にはエンドウを利用していたらしい。確かにエンドウは屋久島の気候に合っているらしく、よく育つ。日本人にとって大豆はコメに次いで大事な作物だと思われるのでなんとか収穫したい。
だいぶご無沙汰ぶりのブログ更新です。6月と言えば梅雨。今年の屋久島もやはり気候がヘンだ。中旬までは空梅雨か?ってほど雨がそんな降らず、おかげでソバもライ麦も収穫出来た(これはまた更新します)。ところが中旬以降はこれぞって感じで雨、雨、雨。バケツをひっくり返すような雨もあるし、とにかくもう2週間程太陽らしい太陽を拝んでません。
上の画像は6/13の今月最後の晴れの日に田車を押してる写真です。
田車とは田んぼの為の除草農具。押して引いてしながら進んでいくと草が浮いてきます。
ほれ、この通り!田車を適期に押すと(だいたい田植えから2週間が目安)生えたばっかりの田んぼの草がこんな風に浮いてくれるのですねぇ。いやはや昔の人は凄いものを作ったもんです。実は田車は今年初導入。昨年までは四つん這いになっての手取り除草でした。上の写真の通り、田車が通れるのは条間(縦のならび)だけなので株間(横のならび)は手取り除草ですが。。。
これは本日の写真、イセヒカリの様子。だいぶ大きくなりましたね。
あれっ?イセヒカリの隣になんだか稲そっくりの草。これがあの悪名高い「ヒエ」。
イセヒカリを播種したのが4月の頭、このヒエは5月末の田植え後に発芽しているハズなので2ヶ月は遅れて発芽しているのにこの成長っぷり。しかしほんとうに稲そっくりです。これくらい稲の並びから外れていると分かりやすいのですが、稲の株にくっついて生えている場合は判別が難しいです。見分け方は→の箇所に毛が生えているかいないか。稲の場合は毛が生えています。
このたんぼは田車を押すタイミングが遅れた為、こんなにヒエが生えておりました。野良仕事は適期にしなければ倍苦労することになります。反省・・・
あ〜っと。なんだか可哀相な稲株!そうです、今年もやってきました。あいつです、ハマキムシです。葉っぱと葉っぱをくっつけて隠れています。
なかを覗くと、、いましたね〜。小さいうちは葉っぱを筒状に巻いて隠れては夜間に出てきて葉をむしゃむしゃ食べて、ある程度大きくなれば葉っぱと葉っぱをあるだけくっつけて隠れながら葉を食べまくり、やがて食べ尽くして蝶?になる。昨年はこれの大発生のおかげで大幅減収でした。様子のおかしい株を見つけてはひとつひとつ取っていくしか方法はないのですが、昨年はこれが全ての株におり、取っても取ってもきりがないくらいでホントに泣かされました。大発生させない為に、しばらくは草取りしながら全株をパトロールするしかありません。
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