田車・除草の日々、そしてあいつが・・・

だいぶご無沙汰ぶりのブログ更新です。6月と言えば梅雨。今年の屋久島もやはり気候がヘンだ。中旬までは空梅雨か?ってほど雨がそんな降らず、おかげでソバもライ麦も収穫出来た(これはまた更新します)。ところが中旬以降はこれぞって感じで雨、雨、雨。バケツをひっくり返すような雨もあるし、とにかくもう2週間程太陽らしい太陽を拝んでません。

上の画像は6/13の今月最後の晴れの日に田車を押してる写真です。

田車とは田んぼの為の除草農具。押して引いてしながら進んでいくと草が浮いてきます。

ほれ、この通り!田車を適期に押すと(だいたい田植えから2週間が目安)生えたばっかりの田んぼの草がこんな風に浮いてくれるのですねぇ。いやはや昔の人は凄いものを作ったもんです。実は田車は今年初導入。昨年までは四つん這いになっての手取り除草でした。上の写真の通り、田車が通れるのは条間(縦のならび)だけなので株間(横のならび)は手取り除草ですが。。。

これは本日の写真、イセヒカリの様子。だいぶ大きくなりましたね。

あれっ?イセヒカリの隣になんだか稲そっくりの草。これがあの悪名高い「ヒエ」。

イセヒカリを播種したのが4月の頭、このヒエは5月末の田植え後に発芽しているハズなので2ヶ月は遅れて発芽しているのにこの成長っぷり。しかしほんとうに稲そっくりです。これくらい稲の並びから外れていると分かりやすいのですが、稲の株にくっついて生えている場合は判別が難しいです。見分け方は→の箇所に毛が生えているかいないか。稲の場合は毛が生えています。

このたんぼは田車を押すタイミングが遅れた為、こんなにヒエが生えておりました。野良仕事は適期にしなければ倍苦労することになります。反省・・・

あ〜っと。なんだか可哀相な稲株!そうです、今年もやってきました。あいつです、ハマキムシです。葉っぱと葉っぱをくっつけて隠れています。

なかを覗くと、、いましたね〜。小さいうちは葉っぱを筒状に巻いて隠れては夜間に出てきて葉をむしゃむしゃ食べて、ある程度大きくなれば葉っぱと葉っぱをあるだけくっつけて隠れながら葉を食べまくり、やがて食べ尽くして蝶?になる。昨年はこれの大発生のおかげで大幅減収でした。様子のおかしい株を見つけてはひとつひとつ取っていくしか方法はないのですが、昨年はこれが全ての株におり、取っても取ってもきりがないくらいでホントに泣かされました。大発生させない為に、しばらくは草取りしながら全株をパトロールするしかありません。

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