7月の稲の様子

ブログの更新を怠っていましたので、ココでまとめて7月の田んぼ様子をご紹介します。

7/7・・・未だ梅雨明け発表はないがほぼ梅雨明けの屋久島。発表は九州南部で発表されるのですが屋久島は少し早いのですね。昨年の田んぼではあまり見なかったアオガエル。たっくさんいます。

7/10・・・予想外の7月の台風。当農園は少し葉がちぎれた程度の被害で済んだのですが、屋久島の地元の農家さんは早期米といって7月末稲刈りの作型。これは台風対策なんですが7月上旬の台風が来ては意味がありません。ちょうど開花中で、開花中に台風の大風に会うとうまく受粉出来ずに白穂(実が入らず穂が白くなる)が多くなり収量が減ります。早期米は結構被害があって今年は不作のようでした。

7/11・・・台風のあいだは水中に避難していたんでしょう。むちゃくちゃトンボが孵っています。そのかわりカエルはあんまり見かけなくなった。まさか飛ばされた?

7/16・・・正式に梅雨明け発表!ようやく田んぼの水温も上がり分けつが進んできました。稲も嬉しそうで、やはり夏の作物なのだと改めて思う。

7/16・・・毎日が田の草取り。またの名を「田の苦悟り」!

このような株が増えてまいりました。日に日に増えております。昨年の大被害が脳裏に浮かびゾッとします。

葉が筒状に丸まったのを開いて見れば・・・

いました!ハマキムシです。これは6月末に登場したイネツトムシとは別のハマキ。イネアオムシ(フタオビコヤガ)といいます。実はこいつが本命。ほっておくと見る見るうちに葉っぱがなくってしまうのです。

酷い場合には一株に20匹はいます。上の画像で白い矢印は巻いている箇所、黄色い矢印は広げて虫を潰したあと。

これを一株一株草取りしながらやていくとひとつの田んぼで5日はかかってしまいます。

被害の多い田んぼから始めたのだが、みるみる増えていくハマキ被害。

昨年は完全にハマキに負けて分けつが取れなかったのだが、今年はいかに!?

イネが頑張って分けつし、新しい葉が出れば光合成が出来るので復活します。手伝ってやらんわけにはいきませんが、全てのイネを見きれるわけではありません。頑張ってくれ〜!